セ、パ両リーグは9日、10、11月の月間最優秀選手(MVP)を発表し、セは投打ともに新人で阪神の伊藤将と横浜DeNAの牧、パはオリックスの山本と日本ハムの近藤が選ばれた。牧はリーグトップの打率4割5分2厘、33安打、11二塁打をマークし、シーズン最多二塁打のセ新人記録を更新した。
記録ずくめのルーキーイヤーにまた一つ勲章が加わった。牧がリーグトップの打率4割5分2厘をマークして初の栄誉に輝き、「予想はしていなかったけど、すごい選手がいる中で月間MVPが取れたことはすごくうれしい」と喜んだ。
10月には5打席連続二塁打のプロ野球記録も樹立しており、文句なしの選出だ。球団の新人選手では2003年9月の村田修一以来の受賞に、「偉大な先輩に少しずつ追い付けているのかな」と充実感をのぞかせた。
「追い込まれてもヒットにできたことや、インコースをしっかりさばけたことが要因だと思う」と好調の理由を分析する。9月終了時点で2割9分だった打率は3割1分4厘に上昇。最終盤の猛スパートが新人史上4人目の「打率3割、20本塁打」につながった。
秋季トレーニングでは打撃練習で快音を響かせ、ノックやバント練習にも精力的に取り組んでいる。「1年目の数字は気になるけど、(今季の)交流戦前は調子が悪かった。そういう時期をなくしてチームのために頑張りたい」。謙虚な姿勢を忘れず、さらなる飛躍を誓う。
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