「たとえ、試合に出場できなくても、僕にはやるべきことがある。日本に来たからには、浦和レッズでプレーするチャンスをもらったからには、Jリーグで活躍するんだ」
「毎日、自分にフォーカスして、監督から与えられたタスクを全力でこなすようにしています。まだリーグでの先発出場はないので満足はしていませんが、トレーニングでは自分の持ち味を出せるようになってきました。これを続けていくしかない。監督は見てくれているので」
「試合で得点に絡むプレーができていないのは、まだハードワークが足りないから。もっと頑張らないといけない。ゴールだけではなく、アシストもしたいです」
「行き詰まれば、家族が助けてくれる。毎日のようにビデオ通話で話をしているんです。『調子はどうだ? 元気にしているか? ずっと応援しているから』と本当にささいな言葉なのですが、僕にとってはそれが励みになっています。父と母はいつも一緒にいるので、画面越しにふたりの顔を見ることができます」
「大原での毎日のトレーニングを大切にしないといけない。タイでプレーしていても、チャンスはなかなか巡ってきません。このチャレンジに成功すれば、日本で長くプレーできるはず。何としても、好機をものにしたい」
(取材・文/杉園昌之)