思い切りの良さと的確なシュート――。
3-1で勝利した5月14日のガンバ大阪戦で、あらゆる武器を持つ安居海渡が魅力のひとつを存分に発揮してゴールを奪った。
その4日前のサガン鳥栖戦後、安居は「チームとして相手よりも多くのシュートを打っていましたし、中でも自分が一番打っていたので、最低1本は決めなければいけませんでした」と反省していた。
その言葉どおり、浦和レッズ加入後初めて2試合続けて先発出場を果たしたG大阪ではしっかりと結果を残し、「自分にとっても大きいですが、あの時間帯に2点差をつけられたことが大きい。ゴールはうれしいですが、チームを少しでも楽にできたことがよかったです」と口元を緩めた。
安居自身も感謝していたが、このゴールは興梠慎三が前線からプレスをかけ、連動した伊藤敦樹が強度の高い守備でボールを奪ったことによって生まれた。
伊藤は「自分が決めたかった」と悔しがりながら、「安居が決めてくれてよかったです。前の選手が追った瞬間にあの位置は狙っていましたし、相手GKもあまり見ていなかったので、出してくると思いました。案の定、出してくれたので奪うことができました」と一連の流れに手応えを感じていた。
連動した守備から敵陣ゴール前でボールを奪い、しっかりと決めきる。それぞれが持ち味を出してチームの狙いが形となった見事なゴールだった。
(浦和レッズオフィシャルメディア)
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