きょう5月5日は「こどもの日」。ユースてらす編集部は県内の小学生に「大人に言いたいこと」「こどもで良かったこと」を聞きました。自分が大人になる「20年後の未来」についても多くの夢や思いが寄せられました。172人から集まった声をイラストとともに紹介します。
【大人に言いたいこと】
★おこづかいを上げて(飯山市6年・諒介)
★お酒やたばこをやめて(茅野市5年・変なからあげの家)
★「こどもだから」という理由で「やめなさい」と言わないで。(長野市6年・ゆあま)
★いつもあいさつしてくれたり、やさしくしてくれて、ありがとうございます。(長野市5年・はるしゃ)
★大人だけで決めないで、こどもの意見も聞いてほしい。(松本市1年・斎藤春也)
★ぜい金をこどもたちのためにもっと使ってほしい。(上田市5年・タコ)
★ゴミを片付けするのをもうちょっと大人からやってほしい。(千曲市4年・ウォンニョン)
★選挙の看板にある「駒ケ根市のいい未来のために」を見ると、今も悪くないのにと思う。(駒ケ根市5年・なーなちゃん)
★何人かの大人は環境問題を気にしていないかもしれないけど、もっと意識した方がいい。(松本市5年・ゆいのすけ)
★もう高学年だから、注意されなくてもできます。(茅野市5年・おむすび君)
★ポケモンカードなどの転売をやめてほしい。(長野市6年・加能陽翔)
★1回の失敗をずーっと気にしてるのに、1回の正解を見ないのはどうなの?(飯山市6年・目当)
★夜おそくまで起きて、お酒やおつまみを食べてるの、いいな。(小布施町5年・ゆうか)
★阪神タイガースの試合を見に行かせてほしい。(長野市6年・宮島なつみ)
★いつもめんどうをみてくれてありがとう。これからもよろしくお願いします。(飯田市5年・前田孝博)
【こどもで良かったこと】
★夏休みや春休みが長いこと、たくさん遊べること。(長野市5年・みのちゃん)
★昔より何でも発達しているので、楽しいことがたくさんできる。(長野市6年・増田悠大)
★イベントや施設の入場料が大人より安かったとき。(茅野市6年・いえす)
★あまやかしてもらえる! できないことをやってもらえる! ご飯の用意とか掃除をしてもらえる!(松本市5年・小峰くるみ)
★災害のときなどに大切に守られる存在であること。未来を応援してもらえること。(長野市6年・こうさぎ)
★今こうやって大人に意見を取り入れてもらえること。(飯山市6年・いて座♂)
★やしなってもらえる権利がある。(茅野市6年・こんぶ)
★家賃や電気代を払わなくてもいいこと。(長野市6年・ガルル)
★知らない人に「こんにちは~」と言っても、えがおで見てくれる。(茅野市5年・カゲトラ)
★狭いところに入れる。(松本市3年・オモチ)
★親よりも早く眠れる。(長野市6年・荻原和斗)
★遊べる体力がある。(飯田市5年・サッカー少年)
★自分が何になりたいか、これから決められること。(長野市5年・心平)
【20年後の未来はどうなっていたい?】
★戦争がなく、みんなが不自由なく生きられる世界に。(長野市5年・Kazu)
★戦争の記事を読むと心が苦しくなる。世界中の人たちが、それぞれの意見に耳をかたむけられる社会にしたい。(松本市5年・荒井樹人)
★地球温暖化で絶滅してしまう生き物が少なくなっていてほしい(飯田市6年・吉川歩南)
★温だん化が止まってほしいです。(上田市6年・きききのこ)
★世界中のこどもがあんしんして水が飲める世界に。(松本市5年・えつ)
★ロボットがすべてをやるのではなく、人も働くような未来。若者がたくさんいる未来。(飯山市6年・小林陽向)
★自殺したいと思わない世界に。(茅野市6年・宮坂美羽)
★山の中にある太陽光パネルをなくして、自然の多い長野にしたい。(茅野市5年・じろう)
★リニア中央新幹線が開通していてほしい。(飯田市6年・けん子)
★しょうらいの夢は医者か看護師です。いりょうミスのない世界にしたいです。(茅野市5年・北沢星衣)
★世界一のスーパープロサッカー選手。(長野市5年・リマネルナッウ)
★一生懸命働いて、好きな物を買ったり食べたりしたい。(飯田市5年・古田いさき)
★こどものときの友達とつながっていたい。(茅野市6年・なーさん)
★幸せを見つけるために旅をしていたい。(長野市6年・れいちゃん丸)
【「こどもまんなか社会」実感はまだまだ】
こどもの日は、毎年5月5日と決められた国民の祝日。法律で「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」日とされています。
こどもは意見を自由に表す権利があると、国連の「子どもの権利条約」に記されています。この理念に基づき、昨年4月に国の省庁「こども家庭庁」が発足。こどもの利益を第一とする「こどもまんなか社会」を目指しています。
今回のアンケートでは「こどもまんなか社会」の実感があるかも聞きました。「実感がある」は1割弱の15人。「実感はない」は3割弱の48人で、6割以上の106人が「わからない」と答えました。「こどもまんなか社会」の言葉や考え方はまだ伝わりきっていないようです。
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