伊那市で子どもの居場所づくりに取り組む交流拠点「伊那まちBASE」は6日、仮想空間でブロックを積み上げて建物や街を作る人気ゲームソフト「マインクラフト」の遊び方を、子どもが大人に教える催しを開いた。「先生」となった子どもたちが、「マイクラ初心者」の大人たちに手取り足取り指導した。
同拠点では「マイクラ」を通じて創造力や社会性を身につけてもらおうと「マイクラ部」を設立。月1回、ゲームを楽しんでいる。今回は親子で共通の話題をつくり、大人に教えることで子どもの自己肯定感向上を図ろう―と企画した。
親子ら10人以上が参加してタブレット端末でゲームに取り組んだ。大人たちはブロックを並べて積んだり、カメラの視点を操作したりといった基本的な動作にも四苦八苦。「先生、(カメラが)近づきすぎたらどうするの?」などと、子どもに質問しながらゲームを一緒に楽しんだ。
主婦山口佐知子さん(44)=中川村=は「子どもがやっていることがちょっと分かった。会話につながりそう」と話していた。
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