恒例の「うえだこどもまつり」が5日、上田市の上田城跡公園で開かれた。市民有志でつくる実行委員会と市教育委員会が主催。こどもの日に合わせ、地域の子どもたちに楽しい体験をしてもらおうと、新型コロナ下での中断を挟んで半世紀以上続く催しだ。消防団員になる体験のできるコーナーや射的で遊べるコーナーなどがあり、親子連れでにぎわった。
同市大屋にある祖父母の家に滞在中の久保田皓(こう)ちゃん(5)=東京都中野区=は、母親の佳実さん(39)や祖父母と一緒に訪れた。消防団員と消防ホースを持ち、本丸堀めがけて放水した。昨年に続く来場で「去年よりホースが軽く感じた。楽しくて、消防のお仕事に興味が湧いた」と笑顔を見せた。
実行委員会事務局長の斎藤史郎さん(56)=上田市上田原=は「新型コロナが5類に移行し、多くの子どもでにぎわい、手応えを感じた。市民が主体となって企画・運営を担い続けられていることを誇らしく思う」と語った。
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