大町市八坂、美麻で山村留学をする小中学生の拠点「八坂美麻学園」で、入園のつどいがあった。東京など関東圏を中心に小学3年~中学3年の27人が入園。保護者ら約70人の前に立ち、1人ずつ本年度の抱負を発表した。
昨年度まで在籍した継続生17人に加え、新入生10人が新たに仲間に加わった。今年、茨城県つくば市から来た小学4年生の五十嵐玉青(たまお)さん(9)は緊張気味。念願だった山村留学に「野外活動を楽しみたい」と話した。留学2年目で東京から来ている小学6年生の坂口瀧英(たきふさ)さん(11)は「この1年は、新入生への気配りを意識し(上級生の)背中を見せたい」と意気込んだ。
運営する公益財団法人「育てる会」(東京)の青木厚志代表理事(65)は、自身が好きな言葉として「所作」を紹介。「『場所を作る』と書く。みんなの居場所を作るために所作を大事にし、いろんなことに挑戦してほしい」と話した。
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