伊那市の飲食店など24店でつくる伊那ローメンズクラブは29日、「第12回伊那ローメン春まつり」を市役所駐車場で開いた。ローメンは蒸し麺や羊肉などを材料とする伊那の名物料理。会場では高校生以下を対象としたローメンの無料提供などがあり、多くの家族連れでにぎわった。
暖かな陽気に恵まれ、ローメンを販売するテントの前には長い行列ができた。高校生以下への無料提供には市内の子ども食堂運営団体が協力。来場者は駐車場の木陰でゆっくりと味わっていた。
家族で訪れた市伊那小学校5年の深見奏太さん(10)は、普段はあまりローメンを食べる機会がないといい、「このまつりでは食べられるので楽しみ」と話していた。クラブ会長の唐沢正也さん(58)は「伊那のソウルフードを気軽に味わえるイベントとして、これからも続けたい」と話していた。
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