千曲市と坂城町の中学校部活動の地域移行を進める「千曲坂城クラブ」は26日夜、2023年度の総会を開き、24年度の活動計画や予算案などを承認した。新たにパラリンピック競技「ボッチャ」や、歴史・科学、総合文化の各専門部が発足。県稲荷山養護学校(千曲市)の生徒もクラブの活動に加わる。
クラブは23年3月に発足。23年度は地域の指導者や教員約180人が指導し、バレーボールや剣道、吹奏楽など15の専門部で主に休日に活動してきた。現在、両市町の中学に通う生徒ら922人が参加している。
歴史・科学専門部は、千曲市の森将軍塚古墳を中心に両市町の歴史などに関する活動をする。総合文化専門部は、公民館などの教室の講師を指導者に迎え活動する予定だ。
今後は平日の活動も検討するほか、企業・個人などの賛助会員を募り、財源の確保に努める。会長の小松信美・市教育長は取材に「安定的にクラブを運営するには財源の確保が大きな課題。理解を得ながら努力する」と話した。
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