田植えを前に代かき作業が進む諏訪市豊田の水田地帯。大型トラクターのエンジンがうなる田んぼでは、アオサギがわが物顔で歩き回り、カラスやムクドリが周囲に集まってきた。
稲作に取り組む会社「農豊会」が管理する水田でトラクターを操るベテランスタッフ宮下正孝さん(80)は集まるアオサギなどに「かなり機械の近くまで来るけれど、怖がる様子がない」と話す。
集まった鳥は、トラクターが泥をかき混ぜて出てくるドジョウや昆虫類を狙っているようだ。足の長いアオサギは水の深い所で探す。カラスはあぜで様子をうかがいながら、浅い所に現れるタイミングで狙っている。
宮下さんは「(鳥は)目が良いんだろうなあ。あっという間に何かくわえて飛んでいくな」と笑った。
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