県北信地区野球協会は15日、園児を対象にした「野球遊び教室」を、学校法人篠ノ井学園(長野市)が運営する南長野幼稚園(同)で開いた。野球人口の裾野を広げようと、同学園が運営する長野俊英高校(同)に協力を依頼。同校でスポーツ・健康科学を学ぶクラスに所属する3年生28人が指導役を務め、年長園児49人がボールを打ったり投げたりして楽しんだ。
園児たちは、離れた的にボールを当てる「ストラックアウト」や、三角コーンの上に置いたボールを打つ「ティーバッティング」を体験。グラブで捕球したボールをかごに入れる遊びでは、生徒が「グラブを地面にしっかり付けて」と助言し、園児たちは懸命にボールを捕っていた。
原優香ちゃん(5)は「楽しかった。またやりたい」。同校野球部員の町田友さん(17)は「野球を好きになってもらい、将来プレーしてくれたらうれしい」と期待した。
同協会が園児を対象にした教室を開くのは初めて。今後も長野市など北信地方の幼稚園や保育園で開く予定だ。
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