長野市の三輪地区民生委員児童委員協議会は13日、認知症についての学習会を市三輪小学校で開いた。発症する可能性が誰にでもあり身近な病気の認知症について、児童たちに正しく理解してもらいたい―と企画した。オリジナルの寸劇を交えながら患者の特徴や接し方などを紹介。認知症の人らに優しく寄り添う大切さを伝えた。
6年生(59人)が対象。寸劇では食事をしたことを忘れたり道に迷ったりする認知症患者の特徴を紹介した。山本健太郎さん(11)は「(患者には)優しく接することが大切だと改めて分かって良かった」と話していた。
同協議会の中沢敏子会長は「地域の中で理解する人が増えるほど、認知症の人は心穏やかに地域で暮らすことができる」と児童たちに呼びかけた。
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