マンズワイン小諸ワイナリー(小諸市)が上田市東山地区産のブドウで造った赤ワイン「ソラリス マニフィカ2017」が、3月にフランスで開かれた「ヴィナリ国際ワインコンクール」の赤ワイン部門で最高位の「グランド・ゴールド」に輝いた。同社関係者が上田市役所を訪れ、「ブドウを育んだ上田の皆さんと喜びを分かち合いたい」と受賞を報告した。
グランド・ゴールドは金賞の中で特に高評価のワインに与えられ、同社によると日本産赤ワインでは初の受賞。2017年に東山地区の自社農園と契約農家で収穫されたワイン用品種のカベルネ・ソーヴィニヨンとメルローで醸造、熟成させたという。
小諸ワイナリー栽培・醸造責任者の西畑徹平さん(43)は「ワインはブドウの出来が品質に直結する」と説明。島崎大社長は「長年携わってくださった栽培者に感謝したい」と強調した。同コンクールでは同じく東山地区産ブドウが原料の「ソラリス 東山メルロー2019」も銀賞を受賞。土屋陽一上田市長は「市にとっても栽培農家にとってもうれしいこと」と話した。
ともに現在は小諸ワイナリーや同社オンラインショップで限定販売し、「マニフィカ」は1本(750ミリリットル)税込み2万2千円、「東山メルロー」は同1万1千円。
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