第26回長野マラソンの開会式が20日、長野市内のホテルで行われた。招待選手や大会役員ら約150人が出席し、21日のレースに向けて気持ちを高ぶらせた。
長野マラソンは日本オリンピック委員会と日本陸連、長野県、長野市、信濃毎日新聞社が主催、NHKが共催。今年は約1万人がエントリーした。21日午前8時半に長野市の長野運動公園をスタートし、ゴールの長野オリンピックスタジアムを目指す。新型コロナの5類移行後、初の開催で、レースの運営方法はほぼ感染拡大前に戻る。
2年ぶりにスペシャルゲストとして参加する、シドニー五輪女子マラソン金メダリストの高橋尚子さんは「マスクなしで思い切り応援できる、皆さんが待ち望んだ瞬間が訪れる」と強調。大会長の小坂壮太郎・信濃毎日新聞社社長は「コース沿いの声援が大きくなり、ランナーの背中を押してくれるはず」と期待した。
男子国内招待の兼実(かねざね)省伍選手(中国電力)が宣誓し、「爽やかな春の信濃路を精いっぱい走り抜くことを誓います」と声を張った。
開会式に先立ち、善光寺平神楽囃子(ばやし)保存会のメンバーが獅子舞で盛り上げた。
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