青木村の道の駅あおきと百貨店の井上(松本市)が、梅を塩や砂糖で漬けた村特産のみかえり漬を使ったレトルトカレー「青木村みかえりビーフカレー」を共同開発し、16日に村内で披露した。「住民や観光客に愛される商品になればいい」と期待。200グラム税込み650円で、20日から道の駅の農産物直売所、井上本店などで販売する。
道の駅あおきの若林崇弘社長と井上の井上博文副社長によると、ほのかな甘酸っぱさが特徴。みかえり漬の練り梅を4%混ぜ、食べやすく飽きない味に仕上げたという。
若林社長によると、みかえり漬は40年ほど前に同村当郷地区の女性らによる「味の研究会」が作り始めた。当郷地区にある国宝の大法寺三重塔が、思わず振り返るほど美しい―として「見返りの塔」と呼ばれていることにちなむ。
井上などの協力で昨年春、道の駅で「青木トンネルカレー」を販売したが、使っていた村産黒ニンニクが調達できなくなり、秋に提供を停止。別のオリジナルカレーを作ろう―と井上が提案した。
道の駅の食堂で提供することも計画している。若林社長は「子どもから大人まで多くの人に味わってほしい」。みかえり漬を使ったドレッシングも共同開発中という。
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