コーヒー豆卸や喫茶店経営のアルプスコーヒーラボ(松本市大手4)は、レモンなどの果汁に漬け込み発酵したコーヒー豆の新商品6種類の販売を始めた。これまでも果実を使った商品を作ったが、味の種類を増やし、桜の花の塩漬けを使った期間限定商品も発売。同社のオンラインストアや運営する喫茶店、県内の土産店などで販売する。
今回発売した豆はイチゴ、リンゴ、レモン、バナナ、オレンジ、桜の花。イチゴとリンゴは県内産を使用した。香料は使わず、豆を果物や果汁に漬け込んで発酵させることで、口に含むと果物の甘酸っぱさや香りをほのかに感じられるという。桜は、塩漬けにした桜の花びらの粉末を使用。斉藤博久社長は「(鼻に)抜ける香りを味わってもらいたい」とする。
斉藤社長は、コーヒー豆が海外で栽培され地域色が打ち出しづらく、土産品に向いていないことから、果物を使った商品を思い付いたという。パッケージはカラフルにし、手に取ってもらいやすいデザインを意識した。今後さらに種類を増やす方針だ。
豆の状態で販売。いずれの種類も1袋100グラムで1045円。
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