寄付を目的とした信濃毎日新聞の広告企画「第15回子ども達(たち)に絵本を贈ります」で購入した本などの贈呈式が16日、伊那市東春近の児童養護施設「たかずやの里」で開かれた。広告代理店アド・コマーシャル(伊那市)が企画。今回は103社が協賛し、県内21カ所の児童養護施設や乳児院に計274点の絵本、図鑑、DVDを贈る。
式では協賛企業代表として家電販売のキタノヤ電器(伊那市)の北原国人会長が「子どもが本を読んで思考力を養い、すくすく育ってくれることを祈念する」とあいさつ。県児童福祉施設連盟の川瀬勝敏会長(55)に本を手渡した。今回は佐久市の放送作家、加瀬清志さんからもオリジナル紙芝居の寄贈があり、一緒に各施設に贈る。
川瀬会長は「早く施設に届けて子どもたちが本に触れられるようにしたい」と感謝。絵本や漫画を贈られたたかずやの里の施設長、菅雄峰(すがゆうほう)さん(66)は「子どもたちが希望した本を選んでもらった。期待して待っていると思う」と話していた。
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