大町市観光協会は、地元であまり知られておらず穴場といえるスポットを、詳しい住民らが案内する「信濃大町穴場旅ガイドツアー」を拡充する。その場所の管理や整備に携わっていたり、こよなく愛していたりする人を案内役として2023年度に初めて行い、参加者に好評だったことを受けた。24年度は訪問先を新たに三つ増やし、八つから選べるようにした。
新たな訪問先は昨年7月にリニューアルオープンした浅利慶太記念館、高瀬渓谷・湯俣にある国天然記念物「噴湯丘(ふんとうきゅう)」、JR信濃大町駅から延びる商店街に残る古い建物。浅利慶太記念館ではミュージカルなどで使われた小道具が保管されているバックヤードを見学できる。普段は立ち入れないという。
同協会によると、23年度は市内の若一(にゃくいち)王子神社、大姥山(おおばやま)など5カ所を巡るツアーを実施し、計約100人が参加した。24年度の参加目標は計約200人。今月8日には、6月8日に行う商店街探訪と、6月22日の若一王子神社巡りの募集を始めた。
菊原昭一専務理事は「市内在住の方も新たな発見があると思う」と話している。所要時間は約1時間半から約6時間半で、定員10~20人。費用1500~6千円。同協会ホームページか電話(電話0261・22・0190)で申し込む。
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