上田市八木沢のアトリエ「スタジオ・ミル」は、2016年から本格的に絵を描き始めた80代男性3人、70代女性1人のアクリル画計約40点を展示している。会場のアトリエは、同市出身の画家青木允(まこと)さん(81)が東京などでの活動を経て、12年に開設。同市在住と坂城町在住の4人は月2回通い、腕を上げてきた。青木さんは「成長の軌跡を見てほしい」としている。
浅間山や独鈷山(とっこさん)など東信地方の風景画が目立つ。同じ人の作品でも、風景画から幾何学的な抽象画まで作風は幅広い。アトリエでは普段、それぞれ風景写真などを持ち寄って描いているという。
「互いに批評し合いながら描くことで向上心が高まる。自分はたまにアドバイスするだけ」と青木さん。アクリル画を描いているのは「水彩画や油絵と違って、塗り直しがしやすく、初心者でも楽しめるから」だという。
21日まで。青木さん、妻洋子(ひろこ)さん(80)の作品も並べた。期間中は無休。午前11時~午後5時。観覧料は無料。
外部リンク