佐久市志賀出身の実業家神津(こうづ)邦太郎(1865~1930年)が1887(明治20)年に開設した神津牧場(群馬県下仁田町)で19日、花まつりが開かれる。ジャージー牛乳が無料配布(千杯限定)されるほか、抹茶の無料サービス(300杯)、子牛の体重当てクイズといった催しがあり、乳搾りや乗馬を通常より安い料金(1人100円)で体験できる。
神津牧場は、西洋式牧場として全国に先駆けて開かれた。佐久市に隣接。標高千メートル余り、広さ387ヘクタールで約160頭のジャージー牛を飼育しており、乳製品の加工や販売もしている。ソフトクリーム(400円)が人気だ。毎日午後1時過ぎから牛の行列が見学でき、場内を約80頭が歩く様子は見応えがある。
花まつりは釈迦(しゃか)の誕生を祝う行事として明治時代から続いている。佐久地域をはじめ、長野県からも例年多くの人が訪れる。
午前10時~午後3時。問い合わせは、神津牧場(電話0274・84・2363)へ。
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