プロドラマーとして活動する蓼科高校(立科町)の1年生、高沢大翔(ひろと)さん(15)=長和町=が3日、4月に発生した台湾地震の被災者に義援金を送ろうと長和町役場の町民ホールでチャリティーライブを開いた。共演経験のあるプロのジャズボーカリストらに呼びかけ「ひろとバンド」を一日限定で結成。約20人を前に10曲ほどを披露した。
高沢さんは2歳の時にドラムを始め、祖父の俊比古さんが経営する同町のペンション・レストラン「森の音楽家」を訪れるプロの演奏家と交流。台湾の利用客との関わりも多かった。震災に心を痛めていた中、少しでも被災者の力になろうとライブを企画した。
本番では、中島みゆきさんの「地上の星」などを演奏。集まった人たちは目を閉じながら、音色に合わせて体を揺らすなど楽しんでいた。ライブ自体は無料で、受け付けに義援金箱を用意。計1万8千円が集まった。高沢さんは「台湾で被災した人たちは生活が大変だと思う。少しでも役立つとうれしい」と話した。
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