県消防学校(長野市)で9日、県内13消防本部・局が採用した消防職員79人の入校式があった。入校生は半年間、共同生活を送りながら消防や救急の知識、技術を身に付ける。
吉原明彦学校長は式辞で、2011年の東日本大震災や今年1月に起きた能登半島地震に触れ、「従来の想定を超えた自然災害が相次いでいる。住民の生命を守れるよう、努力と研さんを重ねてほしい」と激励した。
入校生を代表して宣誓した須坂市消防本部の藤岡広隆さん(23)=須坂市出身=は「民間企業で働いていたが消防士の夢を諦められなかった。災害時に市民の力になり、信頼される存在になりたい」と意気込んだ。
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