泰阜村へ山村留学した人の共同生活施設「暮らしの学校だいだらぼっち」で4月から暮らす小中学生17人が、あいさつのため村役場を訪れた。本年度は7都県から子どもたちが集まり、役場職員を前に1年間の山村暮らしに向けてそれぞれ決意を語った。
一列に並んだ子どもたちは「村民の皆さんに教わり、自然について学びたい」などと一人一人抱負を語った。横前明村長は「コンビニがなくても村民は工夫して暮らしてきた。皆さんにはいろいろなことを身に付けてほしい」と呼びかけた。
今年初めて参加した千葉県出身の中学1年、渡辺陽希(はるき)さん(12)は「地元と違い、村には星空や畑があり楽しみ。集団生活で整理整頓が苦手な性格を直したい」と話した。
1986(昭和61)年に開設した同施設は、同村のNPO法人「グリーンウッド自然体験教育センター」が運営。子どもたちは村内の小中学校に通いながら、職員や周辺住民の力を借りつつ、自分たちで食事を作ったり畑仕事をしたりして生活する。
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