岡谷東、岡谷南両高校の書道部が6日、岡谷市の商業施設レイクウォーク岡谷で書道パフォーマンスを行った。大型連休期間中も練習したという成果を堂々と披露。大勢の観客が見守る中、製糸業で栄えた「シルク岡谷」のアピールも念頭に考えた「紡」など「糸」が付く漢字を生かした作品を仕上げた。
2高校とも書道部員が少なく、岡谷東高は8人、岡谷南高は4人。そうした事情もあって両高校合同でのパフォーマンスが実現した。
人気歌手セリーヌ・ディオンさんのしっとりとしたヒット曲が流れる中、はかま姿の書道部員たちは大小5種類の筆を用いて「織りなす伝統」「岡谷の繁栄」「未来へ繋(つな)ぐ私たちの縁(えにし)」といった文言を縦2・8メートル、横6・0メートルの紙に書き上げた。
パフォーマンスリーダーを務めた岡谷東高の副部長、小林風花さん(17)=3年=は「めちゃ良くて、練習の時よりもうまく書けた。100点満点」。岡谷南高の部長、古谷美桜さん(17)=同=は中央の「紡」の文字を担当。「数え切れないくらい書いて(本番が)一番良くできた」と手応えを感じていた。
両高校の書道部員は企画段階から半年かけて準備し、本番では息の合った動きを見せた。岡谷東高書道部顧問の小宮山健司教諭(58)は「大観衆に囲まれると、萎縮してしまうけれど、連休中の練習の成果もあって伸び伸びとできた。すごく出来が良かった」と評価した。
書道パフォーマンスは岡谷市民新聞社書き初め大賞実行委員会の主催。年頭の書き初め大賞の一環で行った。
外部リンク