上田市の上田職業安定協会は7日、信州上田地域合同就活フェアを市内の上田東急REIホテルで開いた。大学や短大、専門学校などを来年春に卒業予定の学生らが対象。上小地域を中心に66社がブースを構え、会社を紹介して人材育成などに力を入れていることをアピールした。
参加53人がブースを巡った。プラスチック射出成形の上田プラスチック(上田市岩下)は会社案内などをまとめた資料を配って説明。同社総務人事課の山浦沙都さん(27)は「人材育成に力を入れていることを伝えて採用につなげたい」。
信州大理学部(松本市)を今春卒業した上田市中丸子の市川優希さん(25)は学んだ化学の知識を生かせる企業を志望しており、「話を聞いて就職希望先が絞れてきた」と話した。
共催した上田公共職業安定所(ハローワーク上田)によると、管内の3月の新規求人数は1436人で前年同月比218人減。井原勝宏所長(55)は「新規求人数は減っているものの、学生らの売り手市場。企業が必要な人を採用し、学生らも希望する就職ができるよう後押ししたい」と話した。
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