お年寄りから幼児まで3世代が長野市篠ノ井布施五明の畑で農業体験をする催しが18日、始まった。市篠ノ井交流センター中央分館の主催で全5回を予定。地元住民30人余が参加し、枝豆やレタスの苗を植え、トウモロコシの種をまきながら交流した。
親子や地域住民が農作物を育てながらつながりを深めてもらう目的で2017年から開く。地元農家の早川孝志さん(74)ら4人が講師を務め、早川さんが借りている3アールほどの畑で4班に分かれて作業をした。
トウモロコシの種は30センチ間隔で2粒ずつまき、参加者から「収穫が楽しみ」と声が上がった。赤や紫の花が咲くアスターは高さ数センチの苗を植え、倒さないように慎重に水をまいた。8月に収穫し、お盆に仏壇や墓に飾るという。
3年連続の参加という篠ノ井西中1年の林篤希(あつき)さん(12)は「初めての人に水やりの仕方を教えた」と胸を張った。農産物は、草取りなど世話をしながら8月にかけて順次収穫する。
外部リンク