飯田市追手町小学校の新入生たちが4日、学校近くにある旧飯田城桜丸御門を通り抜けた。毎年春の恒例行事で、入学式を終えた児童29人が真新しいランドセルを背負い、「赤門」の通称で親しまれる門をくぐった。
赤門は江戸時代の1754(宝暦4)年建築。県が管理し、普段は閉じているが、毎年桜の時季に合わせて開門している。新入生の杉野日柚(つゆ)さん(6)は「門の赤色がきれいだった。プールの授業が楽しみ」。母の七夕子(なゆこ)さん(37)は「友達をたくさんつくって楽しく小学校に通ってほしい」とほほ笑んだ。
新入生を歓迎しようと、地元に伝わる獅子舞「松一獅子」を練習する子どもたちが門の前で演舞を披露した。獅子を演じた同小4年の吉野泰平さん(9)は「1年生は学校の友達になる。獅子舞を見てもらって仲良くなれたらいいと思って演じた」と話した。
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