諏訪地域の小学校や看護専門学校などで4日、入学式が行われた。幅広い世代の新入生がこれからの学びに向けて決意を新たにした。
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【茅野市永明小学校】
茅野市永明小学校では、新1年生79人が新校舎で行われた入学式に出席。元気にあいさつをしたり、歌を披露したり。ラベンダー色のランドセルを背負った中村紗彩花(さやか)さん(6)は「テストで100点を取りたい」と話した。
新校舎初の入学式には6年生も出席。原田真也さん(11)は「頼ってもらえるような6年生になりたい」。同じく6年の小川湊斗(みなと)さん(11)は新校舎を「きれいに保つように頑張って掃除をしたい」と意気込んでいた。
【諏訪赤十字看護専門学校】
諏訪市の諏訪赤十字看護専門学校の入学式には、諏訪や上伊那地域、松本市などから18~34歳の31人が臨んだ。梶川昌二校長(諏訪赤十字病院長)は式辞で、能登半島地震の被災地では卒業生を含む多くの看護師が活動していると紹介。「初心を忘れることなく、患者に優しく寄り添うことができるよう学びを積み重ねてほしい」と激励した。
新入生代表の岩井那瑠さん(18)=茅野市=は「人との出会い、関わりを大切にし、コミュニケーション能力を磨きたい」と宣誓した。3年の西悠香さん(20)は「悩むときは安心して悩み、そんな自分を周囲に伝えてほしい」と新入生を迎えた。
【岡谷市看護専門学校】
岡谷市看護専門学校には20~50代の男女計16人が入学。11回生となる新入生は、在校生らの拍手の中を緊張した面持ちで入場。新入生代表の北沢亜希子さん(47)=塩尻市=は「仲間と支え合い、励まし合い、高め合いながら看護の道を究め、地域社会の一員として貢献できるよう成長していきたい」と2年間の学びへ決意を述べた。
【県福祉大学校】
諏訪市の県福祉大学校には保育学科17人、介護福祉学科45人の計62人が入学した。熊谷満校長は式辞で「さまざまなことに挑戦し、日々過ごす時間に悔いが残らないようにしてほしい」と述べた。
新入生を代表して誓いの言葉を述べた介護福祉学科の滝沢花子さん(20)は「互いに思いやる心を育みながら技術を常に学ぶ姿勢を持ち、福祉のプロになれるよう取り組みたい」と意気込んでいた。
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