長野市出身で豊丘村在住の井出十夢(とむ)さん(26)と雄猿のコモ太が、千曲市森・倉科地区で7日まで開催中の「あんずまつり」に合わせ、森地区の「やなぎまち農園」で猿回しを披露している。次々に繰り出される技とコモ太の愛嬌(あいきょう)のあふれる姿が花見客を楽しませている。
子どもの時に何度もあんずまつりを訪れたという井出さん。各地で猿回しの公演をしているが、思い出のある場所で技を披露したいと、農園の一角を借りて公演している。3日は小雨の中、コモ太が井出さんの投げる輪をキャッチしたり、ハードルを跳んだりする芸を披露すると、集まった30人ほどから大きな拍手が起きた。
訪れた千曲市東小学校2年の小林健和(けんと)さん(7)は「自分ができないことを猿がやっていてすごい」。井出さんは「『楽しい』『また見たい』と言ってもらえて良かった。猿回しとアンズの花を楽しんでほしい」と話した。
7日まで午前10時ごろから午後3時ごろまで、随時約10~15分公演する。雨天やコモ太の体調が悪い場合は中止する。
外部リンク