飯綱町は今月、町内の飲食店の混雑状況をインターネットで確認できる実証実験を始めた。町民や町への来訪者の利便性を高める目的。来年3月まで続け、ニーズが把握できれば本格導入する。
立方体の各面に「空席あり」「空席わずか」「閉店」「混雑中」などと書かれた「サイコロセンサー」を、実験に参加する11店に配布。店員が店内の状況に合うように操作することで、インターネット上の地図に反映される。小電力で長距離通信が可能な無線通信技術「LPWA」を活用している。
町はこれまで、LPWAを使って、河川水位の計測や雨量計、コメの育苗、積雪量、高齢者の見守りなどの実証実験をしてきた。町企画課DX推進室の笠井竜介室長は「少ない投資効果で町内全域に電波網を広げられた。住民がより便利に過ごせる社会をつくりたい」と話している。
外部リンク