佐久地域の高校4校の美術部員らによる合同展が、佐久市のギャラリー1045(旧元麻布ギャラリー佐久平)で開かれている。岩村田、野沢北、野沢南(いずれも佐久市)、小海(小海町)の各高校から集まった計29点を展示。22・7センチ四方の正方形のキャンバスに「今の自分」をテーマに表現した作品が並ぶ。
岩村田高2年の由井胡桃美(くるみ)さん(16)は水彩画「海に囚(とら)われるくらげ」を出展。心配性な性格を、暗い深海で表した。右上の明るい配色は「不安がらず、自信を持ちたいという気持ちを込めた」という。同3年で美術班長の石川舞さん(18)の作品は、自身の脳内を表現した油彩画「のうない」。もやもやした気持ちを暗い紫色の雲に込め、夕方の空に月を浮かべた。
合同展は、他校との交流から刺激を受けてほしいとギャラリーが企画し、15年ほど前から開催。野沢北、野沢南の2校のみからスタートし、多い時には10校が参加した。昨年から、高校生が使う機会の少ない正方形のキャンバスで出展してもらっている。
21日まで。午前11時~午後7時(最終日は午後5時)。入場無料。会期中は無休。
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