現地時間で4月17日、今月の9日に亡くなった英国王室フィリップ殿下の葬儀がロンドン郊外にあるウィンザー城の聖ジョージ礼拝堂にて執り行われた。最愛の夫を亡くし意気消沈気味のエリザベス女王だったが、フィリップ殿下の葬儀が行われた全く同じ日に、今度は長年の友人がその人生に幕を閉じた。
馬の調教師であるマイケル・オスワルド卿は、1970年以来エリザベス女王に競馬と生産について助言を行ってきたほか、約30年にわたりロイヤルスタッドのマネージャーを務めていた人物で、競馬に情熱を注ぐ女王にとってかけがえのない友人であった。しかしTimes of London誌は今回、オスワルド卿が長い闘病の末に今月17日に86歳で亡くなったことを伝えた。
オスワルド卿の妻アンジェラ婦人はRacing Post誌に対し、次のようにコメントを出している。
「夫は、自分が最高の仕事に就けていると常々言っていました。貴族なので働く必要もなかったのですが、夫は自分のやりたいことに打ち込んでいたのです」
また、女王の現競馬アドバイザーのジョン・ウォーレン氏も、前任者であるオスワルド卿について同紙に対し次のように語っている。
「オスワルド卿は非常に熱狂的な方で、王室の馬が勝った時にはとても喜んでいました」
最愛の夫フィリップ殿下と長年の親友オスワルド卿のを亡くしたエリザベス女王は、4月21日に95歳の誕生日を迎える。
MTV NEWS