イギリスでは今月17日に、チャールズ国王の誕生日を公式に祝う恒例パレードが挙行される。現地時間で10日、そのリハーサルがロンドンで行われたのだが、猛暑のため参加した近衛兵が熱中症で次々と倒れる事態となった。
国王公式誕生日は、イギリス及び英連邦王国諸国における君主の公式の誕生日として祝賀行事が行われる日で、イギリス本国においては“6月の第二土曜日”に設定されており、今年は6月17日に祝賀パレードが行われる。
そのため、現地では6月10日にリハーサルが行われたのだが、あいにくこの日ロンドンでは気温が30度と、真夏日となった。
イギリスの近衛兵と言えば、大きな帽子に真っ赤な長袖のジャケットと、着用する制服が定められている。真夏日の中で行われたリハーサルでも近衛兵はこの制服を着ており、水分補給もこまめにすることができなかったのか、熱中症で倒れる近衛兵が続出したのである。
中には、部隊に戻ることができず、担架で運ばれる者もいた。
すると同日、ウィリアム皇太子はツイッターを更新し、暑い中でもリハーサルに臨んだ近衛兵を称えたのだった。
「今朝、暑い中でリハーサルに参加された近衛兵のみなさん、本当にありがとうございました。とても厳しいコンディションでしたが、みなさん本当によくやってくださいました。ありがとうございました」
A big thank you to every solider who took part in the Colonel’s Review this morning in the heat. Difficult conditions but you all did a really good job. Thank you. W
— The Prince and Princess of Wales (@KensingtonRoyal) June 10, 2023
昨年は気温が40度を超える猛暑日もあったが、イギリスでは夏でも30度を超える日があるのは珍しいこと。熱中症は命にかかわるため、倒れた近衛兵たちが心配だが…当日は暑くならないことを祈るばかりだ。
MTV NEWS