ここ最近海外では、セレブたちのプライベートジェット機の利用を巡り、非難の声が上がっている。そして今回、シンガーのテイラー・スウィフトは、そうした世間からの非難の声に対し反論のコメントを発表した。
事の発端は、実業家カイリー・ジェンナーが“たった3分間のフライトのためにプライベートジェット機を利用した”という記録が明らかになったことであった。これを機に、セレブの自家用ジェットを追跡するツイッターアカウント「Celebrity Jets」は、様々なセレブの記録を公開。大物ミュージシャンのドレイクも非難を浴び、反論のコメントを出している。
そんな中、先月の29日にマーケティング企業の「Yard」は、「最悪のプライベートジェットCO2排出犯罪者」と題した記事を公開。環境への悪影響を調査するため、「Celebrity Jets」の情報を元に、使用回数や飛行時間、移動距離などを分析した。
そのワースト1位に輝いたのが、テイラーであった。同記事によればテイラーは、今年の1月1日から7月29日まで、プライベートジェット機を170回利用。CO2の総排出量は約8,230トンで、一般人の平均年間総排出量の約1,185倍に相当すると報じられた。
その理由として、テイラーは現在ロンドンに住んでいるが、米ペンシルべニア州出身の彼女は国を超えて頻繁に家族に会いに行っていること、また、ロサンゼルスやニューヨークなどの各地に住んでいる友人たちを訪れる際にもプライベートジェット機を利用しているからだと、現地メディアは推測した。
記事を読んだ人々からは、「テイラーのことは好きだけど、これは許せない」、「頼むからずっと家にいて欲しい」といった非難の言葉が寄せられたのである。
すると今回、テイラーの代理人はE! News誌に対し、次のようなコメントを発表し反論した。
「テイラーのジェット機は、他の個人の方々にも頻繁に貸し出されます」「これらのフライトの全てを彼女のせいにするのは、明らかに間違っています」
「Yard」によれば、毎年全フライトの70%は、人口の15%によって占められているという。昨年セレブが使用したプライベートジェットのCO2換算は平均3,376.64トンで、一般人は平均7トンだったという。
MTV NEWS