イギリスの音楽シーンにてブリティッシュ・ラップの分野を確立した先駆者で、大英帝国勲章を得た経歴を持つ起業家のジャマル・エドワーズは、現地時間で2月20日に亡くなった。この件について、生前親交のあったシンガーのエド・シーランがインスタグラム投稿を行った。
ジャマルは、2006年に独自のメディアプラットフォーム「SmokeyBarz TV」を創設。エドやジェシー・J 、リタ・オラにスケプタと、多くの大物アーティストがこの「SmokeyBarz TV」を利用しキャリアをスタートさせ、巣立っていった。
プライベートでもジャマルと仲の良かったエドは、現地時間で2月23日にインスタグラムを更新。ジャマルの死について、初めて公にコメントした。
「これまで何も投稿しなかったのは、言葉が見つからず、どう反応していいかも、何を言ったらいいのかもわからなかったから。ジャマルは僕の兄弟のような人。彼の光は、とても明るく輝いていた。彼はその光を、他の人を照らすためだけに使って、見返りも何も求めなかった」
「星の光は、その星が消滅してから何百万年もの間輝く。ジャマルの光もこれから先ずっと、辛い時に照らしてくれると思う。僕たちはみんな、彼の力を目の当たりにしてるんだ」
「キャリア的にも個人的にも、彼なしでは僕は今日ここにいなかった。ジャマルのような存在は、他にふたつとない。だけど、そんな彼の人生に関われて、ありがたい気持ちでいっぱいだよ」
「兄弟、頼むよ」
亡くなる前、ジャマルが最後にインスタグラムに投稿したのは、31歳の誕生日を迎えたエドへの祝福メッセージだった。
MTV NEWS