今年7月、「週刊文春」によって不倫が報じられた人気声優の鈴木達央(38)。8月4日に所属事務所を通じて体調不良を理由に活動休止が発表されたが、未だに復帰の兆しは見られない。
そんななか12月10日、鈴木が主人公・アノス役を務めるテレビアニメ『魔王学院の不適合者 ~史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う~』の第2期を降板することが発表された。本作の公式サイトによれば、《事務所様に打診をさせていただき、協議の場を設けましたが、アノス役を降板となりましたことをご報告致します》と記されている。
鈴木の不倫騒動は、報道当初から各所に大きな影響を及ぼしていた。鈴木の妻で歌手のLiSA(34)も心身疲労を理由に、夫と同じタイミングで一部ツアー公演を中止し静養期間を設ける事態となった。さらに8月下旬には「女性セブン」が鈴木の自殺未遂を報じ、余波はますます広がっていった。
「一時は生死を彷徨うほどの危篤状態だったそうですが、無事に一命を取り留めたと聞きました。ですが、ただでさえ夫の不倫にショックを受けていたLiSAさんを追い詰めてしまうことになってしまいました。
徐々に回復しつつあった鈴木さんは、8月30日に所属事務所を通じて直筆の謝罪文を公表。そこには《愚かな振る舞いをしたことで、様々な方にご迷惑やご心配をおかけいたしましたことを強く後悔しております》と記されていました」(芸能関係者)
■“愚かな振る舞い”の代償
謝罪文では一連の不倫騒動を、《愚かな振る舞い》と綴った鈴木。’03年にテレビアニメ『DEAR BOYS』で声優デビューして以来、『Free!』や『七つの大罪』、『東京リベンジャーズ』など数多くの人気アニメ作品にひっぱりだこだった。さらに音楽ユニット「OLDCODEX」でボーカルを務め、自身が声優を務めるアニメの主題歌も担当するなどその活躍ぶりは多岐にわたっていた。
しかし不倫の代償は大きく、冒頭のテレビアニメ『魔王学院の不適合者』以外にも現在に至るまで数々の作品を降板する事態となっているのだ。
「鈴木さんの活動休止が発表された直後、’22年春にNetflixにて配信予定のアニメ『ULTRAMAN』シーズン2の東光太郎役を降板することが決定しました。製作陣による協議の末、鈴木さんと養成所で同じクラスだった前野智昭さんの起用が11月に発表されました。
『機界戦隊ゼンカイジャー』(テレビ朝日系)も8月29日放送回から、鈴木さんが担当していたゲゲ役が福西勝也さんに変更。さらに12月23日発売予定のNintendo Switch用ゲームソフト『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった』や、人気スマホゲーム『白夜極光』でもキャストから外されてしまったのです」(プロモーション関係者)
まさに“降板ドミノ”に陥っている鈴木。その背景にはLiSAを裏切ったことのみならず、“業界のタブー”を犯してしまったことも影響しているようだ。
「鈴木さんの不倫相手は都内スタジオに勤務するA子さん。彼女は鈴木さんの仕事仲間であり、ファンでもあったのです。鈴木さんはLiSAさんの不在時に、A子さんを自宅へ招くなどしていたといいます。一方、A子さんは鈴木さんと過ごしたことをTwitter上で呟くなど、不倫関係をオープンにしていたそうです。
しかもA子さんの投稿からは、鈴木さんが公開前の音源をA子さんに聞かせていたことが判明したのです。これは業界内では情報漏洩にあたり、コンプライアンス違反と見なされます。結局、音源は使用されずお蔵入りになったそうです。もともと“品行方正”ではないという鈴木さんですが、このようなことがあった以上、製作サイドも起用を躊躇うのは当然。多くの人から失った信頼を取り戻すのには、かなりの時間を要するでしょう」(前出・芸能関係者)
不倫と情報漏洩のWパンチーー。その代償はあまりにも大きすぎたようだ。