(写真:お気に入りのベーカリーで買い物をした眞子さん)
ラルフローレンの長袖シャツにショートパンツ姿の小室圭さんの周りを、カメラマンやユーチューバーたちが、慌ただしく走り回ってーー。
現地時間7月26日、ニューヨーク州司法試験1日目に繰り広げられたそんな光景を、珍しそうに眺める受験者もいた。
小室さんは、日本からやってきた週刊誌記者から直撃取材を受けていたが、うっすらと笑みをうかべるばかりで、何も語ろうとはしなかったという。
NY在住の日本人ジャーナリストはこう語る。
「当日は、現地のメディアやユーチューバーたちが、小室さんの外出時からマークしていました。彼らに気がつかれず自宅マンションの脱出に成功したものの、結局、熱心なユーチューバーに試験会場を特定されてしまい、試験後の一挙手一投足の動画が全世界に配信されることになったのです。
小室さんの司法試験挑戦は3度目です。再受験者の合格率は18%ほどで、かなりハードルは高いのですが、プレッシャーを感じている印象はほとんどありませんでした」
2日目の27日、小室さんはメディアやユーチューバーから逃れることをあきらめたのか、試験会場を悠然とした様子で後にした。
「驚いたのは、ラルフローレンのシャツから、ショートパンツやスニーカーにいたるまで、服装が1日目とまったく同じだったことです。日本では“短パン受験”とも揶揄されていたことを、本人が知っていたかは不明です。
ただ、あれだけ世間から注目されていることがわかったのですから、1日目よりは服装に気を使うだろうと予想していたのです。小室さんはスーツに汚れをつけたまま出勤していたこともありましたし、ファッションには無頓着なのでしょうか。
いっぽうの眞子さんも、黒いシャツにゆったりしたジーンズばかりを愛用しているために、『デイリー・メール』が『ユニホームのようだ』と、記事中で指摘していたこともあります。服装に無頓着という意味では“似た者夫婦”なのかもしれません」(前出・ジャーナリスト)
■現地の食事会で浮いてしまったという眞子さん
実は最近、現地の日本人の間でも、眞子さんの服装のことが話題になったばかりなのだという。NYにある日系企業の経営者は、次のように語った。
「ある旧財閥系企業グループの支社長や幹部駐在員の妻たちは定期的に会合を開いています。その夫人定例会はこの7月にも開催されたのですが、その会に眞子さんも出席したのです。
小室夫妻が渡米したころから、日本領事館から有力な現地の日本人たちに“夫妻のことをフォローしてあげてください”と極秘裏に要請がありました。具体的には、“小室夫妻が会合に現れる場合などは、皆さんも積極的に出席してあげてください”といった内容だったそうです。
そういった事情もあり、夫人定例会は眞子さんにも案内状を出していたのです。会場は市内の一流レストランで、案内状には“フォーマルな服装で”と明記されていました。
しかし当日の眞子さんの服装は、タートルネックのサマーニットにカジュアルなロングスカートで、出席者のなかでもかなり浮いてしまったのだそうです」
眞子さんはあまり気にした様子はなかったそうだが、緊張して会に臨んだ女性たちの評判は芳しくなかったという。
「『せめてアクセサリーの1つぐらい、つけてきていただきたかった』と思った出席者は多かったようです。なかには散会後に『元皇族の方とは思えません』と、はっきり口にしていた女性までいたのです。
眞子さんには“NYの日本人の顔”になってもらえたら、という期待もあったので、なおさらガッカリしたのでしょう」(前出・日系企業経営者)
ファッション評論家の石原裕子さんは、NYでも高級住宅街として知られるアッパーイーストサイドで暮らしていたことがある。
「母国から離れて暮らしているということもあり、NYでは日本人同士のつながりも強く、日本人会はじめ県人会や夫人会の交流も活発です。またNYで生活する一流の日本企業の奥さまたちは、TPOにかなり厳しいのです。
ある女性の体験談ですが、パーティに2連のパールネックレスをつけていったところ、上司の奥さまが1連のネックレスだったことに気が付いて、慌てて自分のネックレスも1連に見えるように調整したそうです。
それぐらい上下関係や、自分の服装だけではなく、相手が何を着ているのかなどにも配慮しているのです。
眞子さんには“私はもう一般人だから”というお気持ちがあるのでしょう。しかし元内親王という立場が、現地の日本人たちからどれだけ期待され、注目を集めているのかということをもう少し意識したほうがよいと思います」
小室夫妻の訪米時から取材を続けてきた前出のジャーナリストによれば、夫人会の出来事から、2つの事実が読み取れるという。
「1つは、いまの小室夫妻には、“助言者”がいないということです。日本領事館のスタッフが夫妻をフォローしていますが、不興を買う危険をおかしてまでアドバイスする立場ではないのでしょう。
もう1つは、小室さんの3度目の試験の合否にかかわらず、眞子さんがNYでの永住を決断したのではないか、ということです。
一時期、日本人や日系人からの小室夫妻への評判が落ちたことがありました。それは夫妻が彼らと距離をとっていたためでした」
今年3月、NY在住のある日系人は本誌にこう語っていた。
「会合への参加を打診しても返信がないのです。それどころか、おもだった後援者たちが少人数での朝食会に誘っても、ずっと顔を見せません。『自分たちは尽くしてもらって当然、と考えているのでは』といった不信感を漏らす人もいます」
それから4カ月、眞子さんはついにNYで、地元の人々との交流に乗り出したのだ。
■「いまより1部屋多い物件を」と希望
前出のジャーナリストは、こう続ける。
「NYに永住することを決めたからには、現地の人々と交流し、情報や便宜の提供を受けたほうが、長期的に見てメリットがあるという判断にいたったのでしょう。
それは小室夫妻の新しい部屋探しとも関係があると考えています。10月に契約更新時期をむかえるため、夫妻は新しいマンションを探しているのです。お子さんの誕生も視野に入れているのか、『いまより1部屋多い物件を』と希望しているそうです」
現在、夫妻が住んでいるのはヘルズキッチンにある1ベッドルームの物件。
「渡米前、夫妻は高級住宅地・アッパーウエストサイドの2ベッドルームの物件での生活を計画していました。しかし、小室さんが試験に落ちてしまったため、急きょランクを落とし、いまの物件で新生活をスタートしたのです。
『収入もないのに、なぜそんなマンションに住めるのか』という、疑念を抱かれるのを避けるためだったのでしょう」
しかしヘルズキッチンは治安もよくなく、自宅住所も現地メディアに知られてしまった。
「寝室が1つで、始終顔を合わせているのは、眞子さんにとっても窮屈だったのでしょう。眞子さんは、当初予定していたアッパーウエストサイドの物件もしくは同クラスの物件への転居を希望しています。
それらのマンションの家賃は米国内での物価上昇のために値上がりを続けており、現在は6千600ドル、日本円で90万円近くします。
昨年10月のころの家賃が40万円ほどでしたから、円安が進んだためもあるとはいえ、倍以上ということになりますね。眞子さんが、その家賃でも当面は生活ができる資金を持っているということでしょう」
司法試験後に小室さんが見せていた余裕の表情の裏には、もうすぐ現地メディアにも知られていない、セレブな物件に転居できる喜びもあったのだろうか。