(写真:スポニチ/アフロ)
9月25日にさいたまスーパーアリーナで開催された格闘技イベント「超RIZIN」での“花束投げ捨て”が大きな批判を浴びている「ごぼうの党」代表・奥野卓志氏(48)。自身の行動を釈明したものの、再び物議を醸している。
もともとは会社経営者である奥野氏。今年7月の参院選を機に結成された「ごぼうの党」の代表でもあり、選挙時には天狗のお面をつけて演説する姿が話題となった。
そんな奥野氏は25日の「超RIZIN」での、フロイド・メイウェザー選手(45)と朝倉未来選手(30)のエキシビションマッチの際、オークション方式で落札したプレミアムNFTデジタルチケットの最高額落札者への副賞として花束を贈呈することに。そして袴姿でリングに上がり、メイウェザー選手に近寄り、目の前で花束をリングに投げ捨てたのだ。
その行動に、場内は騒然。メイウェザー選手は何事もないかのように、セコンドに花束を手渡したものの、SNSでは奥野氏に対する批判が相次いだ。
「奥野氏に対して、きゃりーぱみゅぱみゅさん(29)は《胸糞悪かったですね》とツイート。格闘家の瓜田純士選手(42)も自身のYouTubeチャンネルで『朝倉、メイウェザー、国民に謝れ』と訴えました。また、RIZINの榊原信行CEO(56)は奥野氏の行動についてリング上で謝罪。メイウェザー陣営に謝ったと明かした上で、『奥野氏は表に出てきて謝るべき』と怒りを込めて呼びかけていました」(スポーツ紙記者)
しかし、当の奥野氏といえば、批判をあまりに意に介していないようだ。『東スポweb』が“花束投げ捨て”について直撃したところ、奥野氏はこう語ったという。
「話は2018年の大みそかにあった那須川天心とメイウェザーの試合にさかのぼる。メイウェザーは試合1時間前にバンテージを巻き直せとか銀座で買い物したり、体重計に乗らなかったり、すごいなめたことした」
そして「ルールは譲歩してはいけないのに、主催者は『メイウェザー様、様』で何も言えない」と持論を展開。また花束贈呈を奥野氏が行うと知ったメイウェザー選手が「記者会見を開いて、ごぼうの党の宣伝をしてやるから1000万円払え」と言ったと明かし、「対戦相手へのリスペクトがない」「メイウェザーに対し、誰も文句を言えない以上、やり返すじゃないが、非礼には非礼、無礼には無礼でやっただけ」とその意図を説明したという。
また記事によると、奥野氏は「炎上するなというのは、やる前から分かっていた」と話しつつ、「それでもごぼうの党を知ってくれたらいいなという気持ちでやっている。僕はこの国をなんとか守りたい気持ちでやっているだけ」とも語ったという。
奥野氏が語った背景を受けて、ネットでは《ホントのことかは分からんけど、知っては置くべきかな》《ごぼうの党、奥野卓志氏。見直しました》と考えを見直す声も。そのいっぽう、無反省な姿に批判の声は依然根強く、批判の声がこう上がっている。
《理由があるのは分かりましたがどんな理由があろうとあの場でやるべきではないしそのやり方も大人としてどうなのか》
《そんな過去を引きずってるなら、今回の花束贈呈は断れよ!迎える気がないなら他の人にやってもらえばよかったのに。個人的な感情を公的な場でやっても誰も理解できない。公私混同はよくない。ただの言い訳にしか聞こえない》
《今回記事になったことが理由なら、勝手に個人でメイウェザーに非礼を働けばよいのでは?RIZIN側はいいなりっていうけど、そんな状況でもこの試合を実現させたかったからやってるのでは?》
《彼のくだらない売名と引き換えに、日本人の品位を著しく損なった責任をとって欲しい》