(写真:時事通信)
自称「少年革命家」の不登校YouTuberゆたぼん(13)が連日、炎上し続けている。
不登校で苦しんでいる子供に勇気を届けることを目的に、車で日本を一周するクラウドファンディング企画を立ち上げたゆたぼん。487万円も支援が集まり、6月30日に東京を出発して以来、旅の様子をYouTubeやSNSで報告してきたが……。
「企画を開始したはいいものの、本来の目的である“不登校児への支援がぜんぜん果たされていない”という指摘が殺到。さらに自宅で一緒に食事をするといったクラファン支援者のリターンを巡って、直前に日程を連絡した結果、スケジュールが合わず返金を申し出るなどゴタゴタが続きました。こうした動きから、ネット上ではクラファン企画の中止を求める署名が立ち上がり、5千人以上の賛同者が集まる事態に」(ITジャーナリスト)
ゆたぼんは9月5日に公開した動画の中で、支援者からは中止などを求められていないことを明かした上で、「俺に日本一周中止しろ、返金しろってメールしてきた支援者は147人のうち0人やで? ニュースに書くんやったら、『クラファン支援もしてない無関係のアンチが勝手にごちゃごちゃ騒いで嫉妬してるだけ』って書けよ」と猛反論。
また9月3日、音楽グループ「Repezen Foxx」のYouTube生配信に、出資志願者としてゆたぼんは出演。出資希望金額である1千万円の内訳を説明する流れで、掛け算の九九に苦戦する一幕が。生配信の中で「ハーバード大学に行きたい」とも言っていた中での出来事だけに、ネット上で愕然とする声が相次ぐ事態に。これに対してもゆたぼんは、《「九九ができひんとか本気にしてるやつマジで笑えるねんけど、エンタメもわからんとか終わってるやんw》と一笑に付していた。
至るところで波紋を呼んでいるゆたぼんに対して、厳しい意見を放ったのが“ひろゆき”こと西村博之氏(45)。9月8日に行ったYouTube生配信でひろゆき氏は、視聴者の「勉強する必然性について子供から聞かれたらどうする?」という視聴者の質問に対して、「頭の悪い人を見せますかね。こんな大人になりたくないでしょ、っていう」と返答。これに対して視聴者からゆたぼんを引き合いに出され、こう続けたのだ。
「そうね。掛け算のできない、学校に通っていない高校生でしたっけ。掛け算の九九ができないけどハーバードに行きたい、みたいな子供。日本中から『あ、こいつアホだな』って思われてる人を見せて、こうなりたくないよね、九九くらい分かったほうがいいよね、っていうのもいい例なんじゃねえかなぁと思いますね」
ゆたぼんを“なりたくない見本”としたひろゆき。いっぽう、絶賛する大人も。
NHK党の立花孝志党首(54)は9月7日、YouTubeに投稿した動画の中で、クラファン企画に支援金を出していない人が文句を言うのは筋違いとした上で、「僕から見たら超天才なので、意見をする人はやめてほしい。相手がすごいなと思ったら、話を聞く子ですよ。お父さんの言いなりになんかなる子じゃありません。彼のような天才をあまり邪魔しないようにして欲しい」と擁護していた。
またゆたぼんの実父でありクラファン企画でともに日本一周中の中村幸也氏はTwitter上で、絶賛する一般人の投稿を相次いでリツイート。そして擁護した立花党首に対しても《ありがとうございます!!これからも冒険しまくります 人生は冒険だ!!》と感謝のリプライを送るなど、諭す様子は見られない。
そうしたなかでネット上では炎上続きのゆたぼんを“おだてる”周囲の大人たちに対し、 “監督責任”を問う声が少なくない。
《これはゆたぼんが悪いんじゃなくて周りの大人が完全に悪いんだよな》
《そもそも中学生という若さで顔を出してインターネットの世界に足を踏み入れるのは危険。黒歴史を量産してデジタルタトゥーになる。なんで大人たちはゆたぼんを出すの?と疑問》
《少年よ、今、あなたにとって心地良い言葉をささやく大人たちは、あなたの将来になんの責任も持ってくれないぞ》