「胸が締め付けられる」大谷翔平 会見での“水原氏の呼び方の変化”に「まだ愛情がある」とネット慟哭
自身の専属通訳だった水原一平氏（39）が違法賭博に関与していたことが発覚した大谷翔平選手（29）。3月26日に会見を開き、騒動について初めて公の場で説明したが、会見の中での”変化”に注目が集まっている。
会見で「みなさん来ていただいてありがとうございます。僕も話したかったので、嬉しく思ってますし、チームの関係者の皆さん、僕自身もそうですけど、ファンの皆さんも厳しい1週間だったと思うんですけども、メディアの皆さんも含めて、我慢とご理解をしていただいたのはすごくありがたいなと思っています」と切り出した大谷。
「僕自身も信頼していたかたの過ちというのを悲しくというか、ショックですし、今はそういう風に感じています」と述べ、「僕自身は何かに賭けたりとか、誰かに代わってスポーツイベントに賭けたりとか、それをまた頼んだり、っていうことはないですし、僕の口座からブックメーカーに対して誰かに送金を依頼したことももちろん全くありません」と明言。
そして「本当に数日前まで、彼がそういうことをしていたっていうのも全く知りませんでした」「彼が僕の口座からお金を盗んで、なおかつ皆に嘘をついていたっていうのが、結論から言うとそういうことになります」と明かした。
当初は、水原氏を「信頼していたかた」「彼」と表現していた大谷。しかし、会見が進むにつれて呼び方が変わっていくことに。例えばメディアから自身の代理人に「違法な賭博に関与しているのでは？」という連絡があったと話した際、大谷はこう語った。
「一平さんは僕にこういった取材の依頼があるということをまず僕には話していなかったし、僕のほうにそういう連絡はまず来ていなかったということと、まず初めに代理人には、一平さんは、僕と話してわかったのは、一平さんにではなく『某友人の借金の肩代わりとして支払った』という風に僕の代理人にも含めて皆に話してました」
「その翌日に尋問で、一平さんは僕たちの代理人に対して、借金は自分のもの、つまり一平さん自身が作ったものだということを説明しました。それを僕が肩代わりしたという話をその時に、代理人に話したそうです。そして、これらは全く全てが嘘だったということですね」
大谷は騒動以前と同じように「一平さん」と呼んだのだ。
■「まだ愛情があるんだろうな」「胸が締め付けられる思いでした」
その後も「一平さん」という呼び方を続け、「一平さんは取材依頼のことも僕にはもちろんその時伝えていなかったですし、代理人の人たちに対しても、僕はすでに彼と話してコミュニケーションを取っていたっていうことを嘘をついてました」とコメント。
また「僕がこのギャンブルに関しての問題を初めて知ったのは、韓国での第1戦が終わった後に行われたチームミーティング、試合の後のチームミーティングの時です」と話した際には、こう説明した。
「僕は一平さんがミーティングの時に、ギャンブルの依存症だっていうのは僕はもちろん知らなかったですし、彼が借金をしていることも、そのミーティングの時はもちろん知りませんでした」
「試合後、ホテルに戻って、一平さんと初めてそこで話をして、彼に巨額の借金があることをその時、知りました」
水原氏の違法賭博が明らかになった後、大谷はInstagramにアップしていた水原氏と一緒に写る写真をほぼ全て削除。さらにフォローも外している。会見では自身の裏切られた苦しい経験を回想しながらも、7年近く二人三脚で歩んできた水原氏を「一平さん」と呼び続けた。ネットでは、大谷の心中を慮るこんな声が上がっている。
《最初は彼呼びだったのが一平さん呼びになってるのを聴いて悲しくなった。まだ愛情があるんだろうな》
《会見中も「一平さん」と呼んでいる大谷の人柄に会見を見ているこちらまで胸が締め付けられる思いでした》
《未だに水原氏を「一平さん」と言う大谷くんが悲しい》
《「信頼していた方」「彼」と言っていた中で「一平さん」って名前を言葉にしたのが大谷さんのこころ内を表しているように思えてしまった》