開催まで2週間を切った安倍晋三元首相(享年67)の国葬。反対する声も未だ根強いなか、自民党の重鎮から火に油を注ぐ発言が飛び出した。
発端となったのは16日に行われたTBSのCS番組の収録。各メディアによると、二階俊博氏(83)は国葬への反対論に触れて「終わったら反対していた人たちも、必ず良かったと思うはず。日本人なら」とコメント。そしてこう発言したという。
「長年務めた総理が亡くなったのだから、黙って手を合わせて見送ってあげたらいい。こんなときに議論すべきじゃない」
さらに、執行部が欠席を決めている野党の立憲民主党や共産党についても、「欠席する人は、後々、長く反省するだろう。欠席しようがしまいが、国葬には関係ない。世の中にあまり賢くないということを印象づけるだけだ。選挙で取り戻すのは大変だぞ」と話したことも報じられている。
時事通信が9月9~12日に実施した世論調査では、国葬に反対する人が51.9%と賛成の25.3%を大きく上回るなど、幅広い民意を得られているとはいい難い状況で行われる国葬。さらに、総額約16.5億円と発表されている開催費用は全額税金から充てられる。
そんななか、国葬を反対する人に「黙って見送れ」と言い放ち、野党に対しても「選挙で取り戻すのは大変だぞ」と“脅し”をかけた二階氏。しかも、二階氏は8月24日の講演会でも「国葬は当たり前だ。やらなかったらばかだ」と発言し、大きな批判を浴びたばかり。
批判されても省みることなく、発言をヒートアップさせる二階氏にはネットの怒りも最高潮に。批判の声が殺到している。
《独裁国家ってこと?》
《二階さん、国葬反対の声に耳塞いでますね、憲法違反、税金を国会決議もなく使う違法を政府はやろうとしている、後々反省するのは政府自民党だ》
《二階さん凄い脅しだな、国葬終わっても良かったとは絶対全くもって思いません。 そんな事に税金使うならもっと国民の為になる事に使ってくれた方が良かったのに!って思います。》
《普通の葬式じゃないだろ 自民党は びた一文出さないのに それなら税金使うなよ ふざけるな》