アンジャッシュの渡部建が、芸能界に復帰してから約1週間。原点ともいえる『白黒アンジャッシュ』(千葉テレビ)からキャリアを再スタートさせたが、順風満帆とはいかないようだ。
2020年に『週刊文春』で複数女性との不倫や多目的トイレでの性行為が報じられ、2年8カ月という長い禊を経て復帰した渡部。番組では重苦しい空気のなか、謝罪を繰り返した。
妻の佐々木希とは、「このまま逃げるように芸能界をやめるより、ダメ元で再チャレンジして玉砕する方が、息子に見せる背中としてはいいんじゃないか」と話をしたという。
とはいえ、“再チャレンジ” もなかなかおぼつかない様子だ。
渡部に対し、「毎月舞台(『チハラトーク』)もやってますんで、ゲストにアンジャッシュで来てもらいたい」とラブコールを送っていた千原ジュニア。
2月20日放送の『ABEMA的ニュースショー』では、その後の展開をこう話す。
「舞台ならテレビ局やスポンサーさんは関係ないので、マネージャーが人力舎に連絡したんやて。そしたら『いまは「白黒アンジャッシュ」だけでやっていきたいと思っています。お声がけは嬉しいんですけど』って、ていねいにお断りされたらしい」
ジュニアは「俺はどっかね、芸人やったら覚悟決めて来いよと。せいじと2人で土下座させてボロクソやるけどな。俺と児嶋(一哉)くんとで」と悔しそうに語っていた。
いまの渡部に対し、周囲からは『振り切れ』という忠告が多い。ヒロミは、20日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ系)で、「振り切っちゃうしかないよね」とエール。
おぎやはぎの矢作兼は、2月17日放送の『おぎやはぎのメガネびいき』(TBSラジオ)で、「まともになっていくのを観たいんじゃなくて、ろくでなしなんだけど、面白いっていうのが一番いいん」と分析し、「(渡部には)悪に振り切ってほしいん。でも、悪の部分を絶対見せたくない人なの」と話している。
「たしかに、『白黒アンジャッシュ』の復帰回では相当萎縮してしていましたから、周囲の『振り切れ』という意見もわかります。
ただ、いまの渡部さんは一歩間違えればすぐに炎上し、復帰どころではなくなってしまう。他番組で芸人さんから盛大にいじられたり、悪い部分を前面に出してキャラ変したりすることには、慎重にならざるを得ないんです。
相方の児嶋さんですら、番組内で『いろいろ考えたの、めちゃめちゃイジろうかなとか。でもそんな軽い問題じゃない』と不安な心境を語っています。
いまはあまり動かず、『白黒アンジャッシュ』で視聴者の反応を見ながら、渡部さんのキャラづけを模索していく段階でしょう」(芸能ジャーナリスト)
いつか渡部が、周囲の芸人からの容赦ないイジりに笑い返せるような日がやって来るのだろうか。
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