「(香川が)ブラジャーを剥ぎ取った。剥ぎ取られたブラジャーは、被告及び同行の客3名に次々と渡され、全員がその匂いを嗅ぎ、いろいろと卑猥なことを申し述べた」と書かれ、「香川は、原告にキスし、服の中に手を入れ、原告の乳房を直になでまわしたり揉んだりして弄(もてあそ)んだ」という。
「女性自身WEB」は、トヨタ自動車をはじめとする香川とCM契約中の6社に、今後の対応について尋ねたが、トヨタ自動車は「お話しできることが、一つもない状況です」、『おとなの自動車保険』のセゾン自動車火災保険は「現時点でお伝えする内容はありません」、『MARUCHAN QTTA』の東洋水産は「お答えできることはございません」との返答だった。『キンチョール』の大日本除虫菊、『パーフェクトサントリービール』のサントリー、『アリナミンEXプラスα』のアリナミン製薬の3社は「検討中です」と答えた。
「事前に香川さんの事務所と擦り合わせしたのですが、『THE TIME,』での謝罪には失望しました。『身を処してしばらく謹慎します』とまで言えば、収まったと思いますし、暗に立場を超えて、事務所の方には具申したのですが……。いずれにせよ、CMなどの放映は自粛する方向です。各社の“沈黙”や“検討”も、基本的には契約解除の方向で考えていることを意味しているのだと思いますよ」(大手広告代理店関係者)
「クライアントごとに契約内容は異なりますが、一般的にいえば2022年度も約5カ月が過ぎており、残りの7カ月の契約期間を守れなかった場合、香川さんが残りの時期の違約金を弁済することになります。香川さんの契約料金は、基本的には1社年間6000万円です。6社の年間契約料金が3億6000万円で、そのうちの7カ月分となると、ざっくり2億円でしょうか。そのほか、香川さんの写真を使ったポスターの回収なども必要ですし、すでに制作済みのCMがお蔵入りするのであれば、その費用も支払う必要があります」(前出・大手広告代理店関係者)
「トヨタさんの場合は、『トヨタイムズ』などでがっつりと香川さんを起用していますし、超大手クライアントです。年間で最低でも1億円、高くて3億円の契約金だろうと思います。また、年間6000万円という契約料も最低金額のイメージなので、これより高い会社は複数あるでしょう。最悪のケースを想定をすれば、違約金は8億円にまでのぼる可能性があります」
「もちろん、事務所にとっては一時的には大打撃ですが、CMがダメでも『THE TIME,』ほかテレビや歌舞伎に出続けることができるのであれば、コツコツ返せる範囲です。ただ、ますます“性加害”問題が燃え広がり、芸能活動休止という最悪のケースに至った場合には、当然、苦しいことになります。固唾をのんで“鎮火”を祈っているところでしょう」(芸能記者)
“夜の蝶”を乱暴に“掴んだ”代償は、あまりに大きい。