第2の東日本大震災が来る!3・11を予測した研究所が「アウターライズ地震」を警告、28m超の巨大津波も
《伊勢から半径160kmの地震前兆反応を捉えています 2021年12月8日から反応が出てきました南海トラフ地震のカウントダウンが始まったと考えられます》
「地震の際、断層に圧力が加わると、電磁波のノイズが発生することは証明されています。それなら、ノイズを測定すれば地震予測できる。現在、測定範囲が異なる5台の観測機でノイズを捉えています」
「伊勢から半径約160キロのノイズを拾う観測機(4)は、南海トラフ地震の震源域を対象に含みます。すでに地震活動によるノイズを示す緑色のグラフが1年あまり出現していて、今後、より活発な地震活動によるノイズを示す赤色のグラフが出ることが予想され、そうなると、4、5年後に南海トラフ地震が発生する可能性が高いとみています」
■巨大地震の震源域付近で再び起こる
《(観測機)1に赤の強い反応が午後に長時間出ています。3は赤の強い反応のピークの1つが急激に下降しています 今後反応が下降していくのか注目しています》
《津波が襲うのは3・11と同じ場所です 大きさは2倍以上の可能性があります》
「アウターライズとは、海溝の東側の地盤が曲がって盛り上がることをいいます。東日本大震災は、太平洋プレートが日本列島の下に沈み込み、歪みが限界に達して、列島側のプレートが跳ね上がることで発生しました。
「3・11直後の数カ月間、M7クラスのアウターライズ地震が何回か起きています。その後も、中規模のアウターライズ地震は続いています。3・11の震源域では、地震の発生回数は震災前の10分の1から100分の1に激減していますが、アウターライズ域では10倍から100倍に激増し、地震活動がより活発化しています。今後、アウターライズ域で、巨大地震が起こるリスクはあります」(遠田教授)
■昭和にすでに発生 28メートル超の津波襲来
「海洋研究開発機構(JAMSTEC)が、岩手から福島沖のアウターライズ域を調査したところ、地震を起こす可能性がある断層を33本発見しています。断層は最大で長さ332キロに及び、昭和三陸地震に匹敵するか、それを上回る津波が発生する可能性も指摘されています」(同前)
「『3・11』のときも、赤のグラフが出ており、2日前の9日に急上昇しました。赤のグラフは、巨大地震の前兆と考えられます。そして今、観測機(1)(3)の赤のグラフは、すでに3年以上出続けています。莫大なエネルギーが蓄積されていて、今すぐにでも、M8級の巨大地震は起こり得ます。アウターライズ地震では断層が大きくズレるので、最大100メートルの津波が来るかもしれません」
「第2の東日本大震災」は目の前に――。南海トラフ地震とともに、肝に銘じて備えねばならない。