元『KAT-TUN』のメンバーである田中聖(こうき)容疑者が6月29日、千葉県柏市内で覚せい剤所持の容疑で現行犯逮捕された。同日午後10時ごろ、同県柏市末広町の柏駅西口のペデストリアンデッキ上で覚醒剤を所持していたとしている。田中は、容疑を認めているという。
田中容疑者は、2月に愛知県名古屋市内のホテルで覚せい剤を使用し、覚醒剤取締法違反(使用、所持)などの罪で逮捕。6月20日には懲役1年8月、執行猶予3年の判決を言い渡されたばかり。
「有罪判決からわずか9日間の出来事でした。ファンからは、《どうしてこうなった》《他のメンバーとどこで差がついたのか…》という悲嘆の声が後を絶ちません。KAT-TUNファンの中には、今でも田中さんの“再出発”を願うファンは多かったのですが」(芸能記者)
ジャニーズ事務所を辞めた「元ジャニーズ」のアイドルたちは“辞めジャニ”と呼ばれ、退所後の挙動にはファンからもメディアからも注目が集まっている。
田中容疑者は2013年にジャニーズを退所。その後も音楽活動を精力的に続けていたが、生活は荒んでいたようだ。2017年6月13日号の『週刊女性』によれば、ジャニーズ時代から、実家のローン返済や店の家賃など、数千万円単位の借金に追われていたという。
そんな田中容疑者の生活を、本誌も目撃していた。2021年12月31日、千葉県内のラブホテルから出てきた田中容疑者。フロントでもたつく女性には見向きもせず、そそくさとその場を去っていった。
くしくもこの日は、KAT-TUNがデビュー15年で初めて『NHK紅白歌合戦』に出場した日だった。本誌は、田中容疑者とは対照的に“光の道”を歩む、KAT-TUNメンバーも目撃している。
2021年2月、横浜の港湾地区で携帯電話を片手に、真剣な表情で話しているのは亀梨和也だった。
派手なアクションシーンが話題を呼んだ『レッドアイズ 監視捜査班』(日本テレビ系)で、亀梨は神奈川県警の特別捜査官を演じていた。撮影の途中、急遽、電話対応を迫られた様子で、亀梨は険しい表情で通話しながら、近くの駐車場へ向かっていった。
2019年11月上旬、都内の雑居ビルを後にしつつ、ラフなTシャツ姿で娘の荷物をかかえていたのは、元メンバーの赤西仁。愛娘に笑顔を向ける“イクメン”姿をキャッチした。乗り込んだ後部座席には、妻の黒木メイサ(33)と長男の姿も。その後、赤西一家を乗せた車は、高級会員制社交クラブへ……。
2014年2月末にジャニーズ事務所を退社した赤西だが、このときはプライベートにもかかわらず、「車には運転手つき」という超セレブぶりだった。
もちろん、このセレブぶりは赤西の成功の証。当時、芸能記者は本誌に「中国企業やイベント会社から、赤西に合計3億円もの仕事のオファーがあった」とも語っていた。
「亀梨さんと同じくKAT-TUNに在籍している中丸雄一さんは、二宮和也さんが2021年4月に開設し、約1年で登録者数333万人に到達したYouTubeチャンネル『ジャにのちゃんねる』のメンバーとして活動中。2022年は『24時間テレビ45』(日本テレビ系)のメインパーソナリティを務めることも決まっています」(テレビ誌ライター)
かつて一世を風靡したグループだったが、明暗はくっきりと分かれてしまったようだ。
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