6月20日、覚醒剤取締法違反などの罪に問われた「KAT-TUN」の元メンバー・田中聖被告に、執行猶予のついた有罪判決が言い渡された。
2月24日、覚醒剤取締法違反(所持)容疑で愛知県警に逮捕された田中被告。判決によると、名古屋市中区のホテルで覚醒剤を使用したほか、「危険ドラッグ」を含む液体を所持していたという。
名古屋地裁は「被告には違法薬物への依存性がうかがわれ、今後、断ち切れるか不安がないわけではない」とするいっぽう、「周囲の者を傷つけたことに対して後悔の念を抱いている」として、懲役1年8カ月、執行猶予3年の判決を言い渡した――。
2017年6月13日号の『週刊女性』によれば、ジャニーズ時代から実家のローン返済や店の家賃など、数千万単位の借金に追われていたという田中。
そんな彼の “荒んだ生活” を、本誌も報じていた。2021年12月31日、千葉県内のラブホテルから出てきた田中は、フロントでもたつく女性に見向きもせず、そそくさとその場を去っていった。
女性の友人は、当時の本誌取材に対し、田中が続けているゲーム実況などがきっかけでつながったことを明かしていた。田中は車やトイレなどに呼び出し、 1時間ほどで女性を帰らせることもあったという。
さらに、2月、本誌は田中と交際していた都内在住の20代女性に、覚醒剤使用中の田中の “横暴ぶり” について話を聞いている。
「聖とつき合いだしたのは、5年ほど前からです。そのころの彼は大麻所持の疑いで現行犯逮捕されたばかりで、咳止め薬を大量に飲んだりしていました。彼なりに、クスリと縁を切ろうとしているのかと思っていたんですけどね……。昨年あたりから、明らかにクスリを使っていることがわかるようになりました」
「昨年は3回会いました」と語っていた女性。会うと呂律が回っていない状態だったという。
「でも、私が『クスリやってるでしょ』と問い詰めると、『やめてるよ』と言って、すぐにセックスをしようとするんです。もう取り返しがつかないところまで来てしまったんだろうなと思いました」
当時、薬物の使用は否定していたものの、LINEでは「今日はチャリをキメたんだ」「アイスキマってんだよ」といった、薬物を使用しているかのようなメッセージをたびたび送ってきたという。チャリはコカイン、アイスは覚醒剤の隠語だ。
当時女性は、田中の持つ “おぞましい性癖” についても口を開いていた。
「全身にいかついタトゥーが入っていて、『俺のタトゥーはすげーだろ』って自慢してくるんですが、彼が自慢するのはそれだけじゃありません。自慰する動画を撮って、私にLINEで送りつけてくるんです。卑猥なメッセージつきで、去年の秋くらいからは、毎日のように動画を送ってきました。クスリがキマっているから、こんなことをするんだろうと思っていました」
女性のスマホに残された動画は10本以上。なかには、自宅ではない駅のトイレのような場所で撮影したらしい動画もあった。
田中の荒んだ生活を目の当たりにしていた女性は、もう一人いる。昨年からつき合っていたという20代前半の女性は、当時、本誌にこう語っている。
「昨年12月に彼のライブに行ったら、いつもと様子が違うんです。目がうつろで、ライブ中ずっと手足が震えていました」
彼女はライブ後、田中容疑者とホテルに入ったという。
「彼は『久しぶりだから溜まっている』と言って、何回も行為に及びました。いつもより感情の起伏が激しくて、『痛いことをされたいし、したいんだ』と言っていて、怖かったです。
でも、いちばん怖かったのは翌朝。突然チェックアウトを延長した彼が、得体のしれない液体が入ったVAPE(液体を加熱して吸引する喫煙器具)を取り出したんです。
彼がそれを吸ったあと、『ギリギリで合法だから』と言って、無理やり私も吸わされました。その途端、急に眠くなって、いつのまにか意識が飛んで、目が覚めたら5時間もたっていました。彼は水を大量に飲むし、心と体がバラバラという感じで、どう見ても普通ではありませんでした」
踏み越えてはいけない一線を越えてしまった田中。判決が言い渡された直後、上下黒のスーツ姿で裁判長に深く一礼をしたという。その反省が “リアル” であると信じたいが……。
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