『ミスなか』以外は"失敗"だった!採算分岐視聴率で見えた1月ドラマの結末…『科捜研の女』も崖っぷち
「一見すると、豊作だと思えるかもしれませんが、じつは成功したのは1作品だけ。ほかはすべて “惨敗” です……」と肩を落としながら語るのは大手広告代理店関係者だ。
「ここ最近は視聴率2桁が合格ラインとされていますが、実際のドラマ制作にかかる費用は作品によってピンキリです。視聴されやすい時間帯のドラマは、そのぶん、力を入れて作るし、制作費もかかります。
「たとえば、『DCU』は平均視聴率14.5%(ビデオリサーチ調べ・関東地区・以下同)と、1月ドラマではトップの成績を残しました。しかし、テーマが潜水士という特殊なもの。撮影セットなどで制作費がかかるため、採算分岐視聴率は16.5%と高く設定されていました。
「菅田将暉さんは、撮影が始まるずっと前から役柄どおりのアフロヘアにして気合い十分。その脇を固めるのが伊藤沙莉さんや門脇麦さんら実力派女優です。
「制作費を抑えたことから、採算分岐視聴率も低く設定されていますが、それすら下回る結果になりました。黒木さんがボソボソとしゃべる演技に抵抗感を持つ視聴者が多かったようですね」(制作関係者)
「このシリーズは年々、視聴率が下がっています。だらだら続けて1桁に落ちるよりも、『ここらへんでスパッとやめよう』という声も局内で出ています。主演の沢口靖子さんは、撮影のために1年のほとんどを京都で過ごしていますが、その経費も負担が大きい」(広告代理店関係者)
『相棒』はノルマとは関係なしの終了危機を迎えている。
「水谷豊さんの “相棒” である反町隆史さんが今シーズンで卒業するのですが、後任選びに難航しています。反町さんがぴったりすぎて、なかなか水谷さんのお眼鏡にかなう人物がおらず……。このまま打ち切られるかもしれません」(同前)
「松嶋菜々子さんの出演で話題になると思いましたが、演技が不評で振るわなかったです。上戸さんと松本潤さんの頑張りのおかげです」(ドラマ関係者)
「2019年に放映された『あなたの番です』のスタッフが再集結して作られています。展開が急で、出演キャストが多数いるのが見どころでした。