「12日、スタッフを集めた場で上層部から説明がありました。『番組は3月いっぱいで終わります。坂上さんから、僕だけ卒業させていただいて、番組は存続してほしいという要望もありましたが、会社と協議を重ねて番組を終了することになりました』ということです。みんなこの発表を聞いたとき、神妙な顔をしていましたが、内心喜んでいるスタッフは多いんですよ(笑)」(番組スタッフ・以下同)
「坂上さんが台本通りに進行してくれることはありませんし、当日の放送前、放送後はバタバタなんです。その日に扱うニュースは坂上さん自身が選んでいるのですが、ニュースのための資料をお渡しするのが遅いと、『早くしてよ!』『まだなの?』ときつい口調で責められます。本番直前に内容を変更することも多く、とにかくハードな現場でした」
「『打ち合わせ通りいかないと困りますよ。資料もそれのために用意してあるのに・・・』と、苦情を言ってくるゲストが何人かいて、そういう方々に謝ったり宥めたりするのも大変で。もちろん、坂上さんが縦横無尽に話題を変え、ゲストに唐突な“フリ”をするのが『バイキングMORE』の魅力ではありましたけどね。それだけ、スタッフは苦しい思いをしているということです」
「フジテレビは、坂上さんには恩義がありますから。長寿で人気もあった『笑っていいとも!』の後継番組ということで、MCに手を挙げてくれる人がなかなかいなかったんです。なので、当初の『バイキング』は全曜日でMCを交代していました。『いいとも』よりも人気が出る可能性は限りなく少なかったし、批判を受けるのはわかりきっていましたから。そこで、手を挙げてくれた坂上さんには、フジテレビは頭が上がりません」
「『ラヴィット!』(TBS系)ふうのバラエティー寄りの情報番組にするのではないかという話が出ています。『バイキングMORE』の魅力は、ネットニュースになりやすい過激な議論。注目は集まりますが、そのぶん放送後の苦情対応なども大変でした。今よりは負担は減るんじゃないかと期待しているのですが・・・」