「人生狂わされた」明徳義塾監督の暴力支配を生徒が告発!うさぎ跳び等で両足骨折、失神しても平手打ち
「僕は全国大会に出場した経験があり、体力には自信がありました。しかし明徳に転校して、大石監督に人生を狂わされました」
「入部した初日から、うさぎ跳びとバービージャンプ(立った状態からしゃがんで腕立て伏せの姿勢をとり、再び立ち上がる際にジャンプをする運動)を約1000回やらされたのです。
「大石監督の父親は、全日本選手権や世界大会で計9回の優勝歴がある武士さんです。宗伯さんに選手としての実績はありませんが、明徳の師範である父親の推薦もあり、監督になれたのです」(明徳義塾関係者)
「明徳は中高一貫で、空手道部は中1から高3まで全員が同じメニューで練習します。
“罰ゲーム” のバービージャンプやうさぎ跳びは50回1セット。脱落者が出るたびにやり直しをさせられたという。
「足の腫れや痛みは悪化していくのに、連日 “罰ゲーム” をやらされました。ついに歩けなくなって、骨折を疑いました。
「大石監督は、さも初めて知ったかのような表情でした。しかし、その後も道場の隅で上半身の筋トレを課されました。
「格闘メディカル協会」の金村良治医師は、明徳義塾空手道部の練習の実態に驚愕する。
「体格差のある中学生と高校生の練習メニューが同じであることは杜撰すぎますし、うさぎ跳びが膝や腓骨(ひこつ)に悪影響を及ぼすことは常識です。
「当時は、直接的な暴力はありませんでした。女子部員をロープで数珠繋ぎにし、大石監督が運転する原付バイクで引っ張り、延々と走らせているのを見たことがあります」
「大石監督はふだんから寮で寝泊まりし、飲酒や喫煙をしていました。夜中に酔った大石監督から電話があり、『息子さんのような勉強ができるタイプは好きではない』と言われたことがあります」
「禁じられていたスマホを持っていた、寮の布団が片付いていなかった、目を逸らしたという理由で、思いきり平手打ちをされました。一度は失神してしまい、僕の意識が戻ったところで、もう一発、平手が飛んできました。
「今の時代に、度を超えたうさぎ跳びを課すことは、あまりに旧態依然で明らかに体罰といえます。平手打ちは言うまでもありません。体罰がまかり通るのは、好成績を残すと校内で権力を持ってしまい、学校も知名度アップや経営上のメリットから、指導者に依存してしまうためです」
「うさぎ跳びを1000回ですか。いくらなんでもそんなにやらせないでしょう。私は何も聞いていません。(宗伯氏には)暴力ではなく、口で指導しろと話しています」
「大石監督からいつ暴行を受けるかと、寮ではずっと怯えていました。監督からは、一度も直接の謝罪はありません」