ガーシー「国際手配」も「まったく気にしない」UAE王族との太いパイプ 最後の綱は“岸田ルート”
「12日には日本のパスポートが失効しているため、アラブ首長国連邦(UAE)の判断によっては不法滞在となります。今回の国際手配は、身柄の拘束や引き渡しを求めるものではなく、ガーシー容疑者の所在地や情報の収集を求めるものです」(事件担当記者)
「ガーシーとは、ドバイに彼を呼んだ実業家のA氏に紹介されました。ガーシーは、『ネオトウキョウプラン』という、アラブに日本人街を造る計画を掲げていました。その拠点として、ドバイなどと並んでUAEを構成する首長国のひとつ、ラアス・アル=ハイマ(通称RAK)に、彼は注目していました。RAKはまだ日本人が少なくて、物価も安く、若い方も住みやすい。RAKを拠点にしている私も、以前から同様に考えていて、彼のプランに共感しました」
「ガーシーと食事している様子を、シェイク・マジェット殿下がSNSに投稿したのですが、日本にいるガーシーのアンチが殿下に『その男には近づかないほうがいい』と“忠告”してきたのです。殿下は『彼とはもう友達だ。私は彼をサポートする』と返したと言ってましたよ。
「最後の頼みの綱は、岸田首相の“直通ルート”ですね。2017年に、当時アラブ首長国連邦の外務大臣であるアブダッラー氏が、当時、日本の外務大臣を務めていた岸田文雄現首相と会談しました。その際に、パスポート失効者の送還について2国間協議を進めていた、ともいわれています。警視庁のメンツを保つために、岸田首相が直接、アブダッラー氏に依頼をするということがあれば、さすがにほかの王族もかくまうことはできません。アブダッラー氏は、UAEで最も力を持つナヒヤーン家の人間でもありますから」(ドバイ関係者)」
「ガーシー容疑者は小物ですが、ほかにもロシアのマフィアなどが次々とドバイに逃げ込んでいるという指摘があります。ガーシー容疑者については、ドバイ政府に相談したうえで、日本から捜査官を派遣するという計画もあるようです」(別のドバイ関係者)